サーフィンやスポーツクライミング、スケートボードも、2020年東京五輪の競技種目として採用される可能性がある。

「五輪運営側は、スケートボードが何をもたらしてくれるか分かっている。IOCはスノーボードが冬季五輪にもたらしたものを理解している」と、国際スケートボード連盟(International Skateboarding Federation)のゲイリー・リーム(Gary Ream)会長は言う。「いずれもいくらかアウトロー的なスポーツで、子供たちが情熱を傾ける。深みがありリアルだ。若者のスピリットだ」

 国際サーフィン連盟(International Surfing Association)のフェルナンド・アゲーレ(Fernando Aguerre)会長は「サーフィンはクールさを体現する遊びのライフスタイル。五輪にまったく新しい要素を加えるだろう」と語る。

 IOCは東京五輪について、スポーツクライミング、空手、野球/ソフトボールなどの競技から何を加えるか、今年のリオデジャネイロ五輪の場で決定を下さないといけない。

 1995年から始まったXゲームズは今や大きなスポンサーを獲得している。IOCはそれに対抗するように、ユースオリンピック(Youth Olympic Games)の開催を始めた。直近の冬季大会は2月にノルウェーのリレハンメル(Lillehammer)で開催され、1人乗りボブスレーの「モノボブ」など7種目が新しく採用された。ユースオリンピック夏季大会では、スリーオンスリーのバスケットボールが人気となっている。