【2月6日 AFP】アフリカサッカー連盟(CAF)は5日、国際サッカー連盟(FIFA)の会長選で、アジア・サッカー連盟(AFC)のサルマン・アル・ハリファ(Shaikh Salman bin Ebrahim Al Khalifa)会長を支持することを決定した。

 アフリカ・ネーションズ・チャンピオンシップ(African Nations Championship 2016)が開催中のルワンダ・キガリ(Kigali)で行われた理事会の後、CAFは「FIFA会長選に立候補しているサルマン氏を全面的に支援することで合意に至った」と発表した。支持の決定は「全会一致」だったという。

 すでに、欧州サッカー連盟(UEFA)のジャンニ・インファンティーノ(Gianni Infantino)事務局長とともに、ジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)会長の後任候補の筆頭とされているサルマン氏は、これで最有力候補に躍り出た。

 各大陸の連盟の中で最多となる54の加盟国を持つCAFは、FIFAの権力者を決する力を持っている。UEFAには53の国と地域が加盟しており、以下AFCが46、北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)が35、オセアニアサッカー連盟(OFC)が11、南米サッカー連盟(CONMEBOL)が10となっている。

 アフリカ勢の力を証明するかのように、キガリには支持を取り付けようと会長選候補の5人中4人、サルマン氏、インファンティーノ氏、FIFA元副事務局長のジェローム・シャンパーニュ(Jerome Champagne)氏、南アフリカの事業家トーキョー・セクワレイ(Tokyo Sexwale)氏が訪れた。(c)AFP