【12月17日 AFP】来季の世界ラリー選手権(WRC 2016)参戦を見送ることになっているシトロエン(Citroen)は16日、ドライバーのクリス・ミーク(Kris Meeke、英国)と新たに3年契約を交わしたと発表した。

 36歳のミークは、シトロエンが来季のWRCで戦わない意向を示したことを受け、2016年のレース出場が宙に浮いた状態となっていた。

 それでも仏自動車メーカー大手のシトロエンは、新マシンでフル参戦する予定の2017年に向けて、来季は数レースでスポット参戦する意向を示している。

 新型マシン開発への協力を最優先にすることになるミークは、シトロエンが発表した声明で、「これから数か月で起こることすべてに、とても興奮している」とコメントした。

「キャリアを追求するための選択肢はいろいろあったが、シトロエンに残留して、これまで2年以上にわたり携わってきた仕事に報いることを選んだ」

「デザイン技術者としてモータースポーツ界でのキャリアをスタートさせたので、マシンに乗ることは待ちれないが、新型車が設計され、組み立てられるすべての段階を注視しながら関わっていくつもりだ」と語ったミークは、4月のラリー・アルゼンチン(Rally Argentina 2015)でWRC初優勝を飾っている。(c)AFP