【11月30日 AFP】フランス・パリ(Paris)での国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)第21回締約国会議(COP21)の開幕を翌日に控えた29日、世界各地で地球温暖化対策を求めるデモが行われた。デモでは、ホッキョクグマなどに扮(ふん)した活動家らなどの姿も見られた。

 デモを共同主催した政策提言団体「アバーズ(Avaaz)」によると、オーストラリアのシドニー(Sydney)、英国のロンドン(London)、ブラジルのリオデジャネイロ(Rio de Janeiro)、米国のニューヨーク(New York)など175か国では週末、約2300件のデモが行われ、少なくとも68万3000人が参加した。地球温暖化に関するデモでの一度の参加人数としては過去最多だという。

 各国で行われたデモでは、「代わりの惑星などない」「子どもたちに未来を」「100%クリーンなエネルギーを」などのスローガンが掲げられた。

 パリでもデモ行進が予定されていたが、治安上の問題があるとして中止となった。活動家らは行進の代わりに人間の鎖をつくり、レピュブリック広場(Place de la Republique)に数千足の靴を並べた。(c)AFP/Jacques KLOPP