【11月22日 AFP】15-16フランス・リーグ1は21日、第14節の試合が行われ、首位パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は2-1でロリアン(FC Lorient)に勝利し、2位との勝ち点差を13とした。

 PSGはエルヴィン・オンジェンダ(Hervin Ongenda)とブレーズ・マテュイディ(Blaise Matuidi)が得点を記録し、敵地スタッド・ドゥ・ムトワール(Stade du Moustoir)でロリアンを破り、リーグ戦の連勝を8に伸ばした。 

 一方、ベンジャミン・ムカンジョ(Benjamin Moukandjo)がリーグ戦で自己最多の10得点目を挙げたロリアンだったが、6試合ぶりの黒星を喫した。

 PSGのローラン・ブラン(Laurent Blanc)監督は、「十分納得できる結果を継続できたという意味ではとても良かった。この試合への準備は難しいものがあった。今夜は満足してもいいと思う。本当はパリに戻って家族と一緒にいたかった。このことを隠すつもりはないよ」と語っている。

 多くの犠牲者を出した仏パリ(Paris)の同時テロ事件から8日後に行われた試合は、他の試合会場と同様に厳戒態勢が敷かれた。

 試合前には平和の象徴であるハトが空に放たれ、PSGの選手はユニホームの下に「Je suis Paris(私はパリ)」と書かれたシャツを着てプレーした。

 ブラン監督は、先週起きた残虐な事件の後でチームは試合に向けて集中するのが難しかったことを認めた上で、ベンチ入りを拒否する選手は一人もいなかったと明かしている。

 しかしながら、PSGはこの日、ハビエル・パストレ(Javier Pastore)、マルコ・ヴェッラッティ(Marco Verratti)、アンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)、エセキエル・ラベッシ(Ezequiel Lavezzi)を故障で欠き、ダビド・ルイス(David Luiz)はスタジアムが人工芝だったため膝の大事を取って欠場した。(c)AFP/Martyn WOOD