【11月21日 AFP】15-16フランス・リーグ1は20日、第14節の試合が行われ、ニース(OGC Nice)は3-0で2位のオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)に勝利した。

 130人が死亡し、350人以上が負傷した首都パリ(Paris)で起きた同時テロから1週間、リーグ戦は予定通りに再開された。

 ニースの本拠地アリアンツ・リヴィエラ(Allianz Riviera)で行われた一戦で事件の犠牲者たちへの哀悼の意がささげられる中、ニースはヴァレル・ジャーメイン(Valere Germain)とヴァンサン・コジエロ(Vincent Koziello)のゴール、そしてマプ・ヤンガ・ムビワ(Mapou Yanga-Mbiwa)のオウンゴールで感傷的な一夜の勝利を飾った。

 試合前には仏国歌「ラ・マルセイエーズ(La Marseillaise)」が演奏されると、それに続いてファンがろうそくをともす中、1分間の黙とうがささげられた。

 ニースのサポーターの一団は、犠牲者を追悼するため黒色の服での観戦を呼びかけ、選手たちは喪章をつけてプレーした。

 同国のティエリー・ブライヤール(Thierry Braillard)スポーツ担当相は17日、今週末のリーグ1とリーグ2について、予定通り開催するとの決定を下したが、アウェーチームのファンの観戦を禁止している。(c)AFP