【10月27日 AFP】バーレーンの王族で、アジア・サッカー連盟(AFC)の会長を務めるサルマン・アル・ハリファ(Shaikh Salman bin Ebrahim Al Khalifa)氏が26日、国際サッカー連盟(FIFA)が「正しい道に戻る」ことを望むとして、次期会長選に出馬したことを明らかにした。

 サルマン氏は声明で、「国際組織のFIFAが正しい道に戻ることを望み、さらにサッカー界にいる多くのメンバーからの要望を受け、ジョセフ・ゼップ・ブ ラッター(Joseph Sepp Blatter)会長の後任を選ぶ来年2月の会長選に出馬することを決断した」とコメントした。

「FIFAは現在、難しい対応を迫られた局面にさらされており、この巨大なスポーツ組織のなかで、信頼を取り戻すための真剣な取り組みが必要とされている」

「だからこそ、FIFAの汚名を返上するために、われわれは傍観しているのではなく、可能な限り努力していくことを迫られている」

 サルマン氏はまた、FIFAにおいて確かな透明性と正義が「最優先」であると強調している。

「立て続けに問題が明るみに出て、これがFIFAの名声に悪影響を及ぼしていることは明白だ」

 汚職問題に揺れるFIFAの次期会長選では、26日の立候補締め切りを前にサルマン氏を含めて8人が出馬を表明しており、選挙は来年2月26日に実施される。(c)AFP