【10月16日 AFP】訪日中のボリス・ジョンソン(Boris Johnson)英ロンドン(London)市長が15日、都内で開催された「2019年ラグビーW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)」のプロモーションイベントで小学生たちを前にラグビーの腕前を披露しようとして、10歳の男の子に衝突し転ばせてしまうハプニングがあった。

 英国のコラムニストから先日「白いイボイノシシ」と評されたジョンソン市長は、ネクタイをしたままワイシャツを腕まくりした姿でボールを抱え、追いすがる子どもたちを振り切ってライン際をダッシュ。そこへ、一人の勇敢な少年が立ちふさがったが、かなり大柄な市長はそのまま少年をなぎ倒してしまった。

 ジョンソン市長は「ごめんね、大丈夫かい?」と少年に声をかけ、うなずいた少年と握手を交わした。

 いつもぼさぼさの金髪やアドリブ発言で変わり者の政治家として知られているジョンソン市長は、これまでもスポーツイベントで本気を出し過ぎてしまう姿をたびたび披露している。

 2006年にはサッカーの慈善試合で、元ドイツ代表のマウリツィオ・ガウディーノ(Maurizio Gaudino)氏に向かって頭から突進し、まるでラグビーのようなタックルを決めてしまった。また、2014年にはサッカーのミニゲーム中に、ボールを取ろうと伸ばした足で9歳の少年を倒してしまったこともある。(c)AFP