【9月18日 AFP】国別対抗戦のデビスカップ(Davis Cup 2015)ワールドグループ準決勝、英国対オーストラリアの組み合わせが17日、英グラスゴー(Glasgow)で発表され、英国はシングルスでダニエル・エヴァンス(Daniel Evans)を大抜てきした。

 世界ランク300位のエヴァンスは、ジェームズ・ワード(James Ward)、転倒して足首を痛めたカイル・エドモンド(Kyle Edmund)を押しのけ、世界3位のアンディ・マレー(Andy Murray)とともにシングルスで起用されることになった。

 記者会見に出席したエヴァンスは、レオン・スミス(Leon Smith)監督から電話で招集を打診されたことを明かし、「多くのことは言われなかった。監督はカイルが転倒したことも話さず、ただ誰かが故障したと言っただけだった」と語った。

「彼から準備してくれと頼まれ、僕はイエスと答えた。もう一度みんなと一緒になれる機会がめぐってきてうれしいよ。こんな状況は、しばらく経験していなかったからね」

「練習に顔を出しただけだったのに、まさに状況が一変したんだ」

 一方、ダブルスではアンディの兄ジェイミー・マレー(Jamie Murray)が、ドミニク・イングロット(Dominic Inglot)とペアを組むことになった。

 1978年大会以来の決勝進出を目指す英国は、18日のシングルス第1試合でアンディがタナシ・コキナキス(Thanasi Kokkinakis)と、第2試合ではエヴァンスがバーナード・トミック(Bernard Tomic)と対戦する。

 そして19日のダブルスでは、ジェイミー/イングロット組がレイトン・ヒューイット(Lleyton Hewitt)/サム・グロス(Sam Groth)組と対戦する予定となっているが、メンバーは試合の1時間前まで確定させる必要はない。

 勝負が20日までもつれた場合は、シングルス第3試合でアンディがトミックと対戦し、最終戦はエヴァンスとコキナキスが戦うことになる。

 英国対アルゼンチンの組み合わせは以下の通り。

・シングルス第1試合(18日):アンディ・マレー(英国)対タナシ・コキナキス(オーストラリア)

・シングルス第2試合(18日):ダン・エヴァンス(英国)対バーナード・トミック(オーストラリア) 

・ダブルス1試合(19日):ジェイミー・マレー/ドミニク・イングロット組(英国)対レイトン・ヒューイット/サム・グロス組(オーストラリア)

・シングルス第3試合(20日):アンディ・マレー(英国)対バーナード・トミック(オーストラリア)

・シングルス第4試合(20日):ダン・エヴァンス(英国)対タナシ・コキナキス(オーストラリア)

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