【9月16日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)は15日、各地でグループリーグ第1節が行われ、グループDのユベントス(Juventus)は2-1でマンチェスター・シ ティ(Manchester City)に勝利し、初戦を白星で飾った。

 開幕から苦戦が続いていたイタリア王者ユベントスだが、敵地エティハド・スタジアム(Etihad Stadium)で好調マンチェスター・シティから逆転勝利を収め、嫌な流れを払拭した。

 前回大会ではファイナリストまで勝ち残ったものの、新シーズンのセリエAではここまで1分け2敗と苦しい状況が続くユベントスは、この日もビハインドを背負う展開を強いられた。

 後半12分、ヴィンセント・コンパニー(Vincent Kompany)に手で押さえられたジョルジョ・キエッリーニ(Giorgio Chiellini)がオウンゴールを献上すると、キエッリーニはコンパニーのファウルを主張したものの、判定は覆らなかった。

 それでもユベントスは、後半25分にマリオ・マンジュキッチ(Mario Mandzukic)のゴールで同点に追いつくと、迎えた同36分、アルバロ・モラタ(Alvaro Morata)がカーブのかかったきれいな決勝ゴールを決めた。

 ユベントスのマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督は、「選手をほめたい。飛び抜けた選手のそろった素晴らしいチームを相手に、選手たちは非常に良い試合をした」と話した。

「われわれにとっては難しい試合だった。ここで勝利することは簡単ではないし、選手は最高のプレーをしたと思う」

 一方、プレミアリーグでは開幕5連勝を飾っていたシティは、今季の公式戦初黒星を喫した。チャンピオンズリーグでのシティは、ここ12戦でわずか3勝という本拠地でのふがいない戦いが響き、ベスト16の壁を越えられずにいる。

 いきなり出鼻をくじかれる形となったシティは、30日に行われる次節でボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)と敵地で対戦する。

 シティのマヌエル・ペジェグリーニ(Manuel Pellegrini)監督は、「残念だ。負けるような試合ではなかったと思う」と話した。

「ユベントスよりもチャンスを作り、いいプレーをしていた。これぞチャンピオンズリーグという試合で、お互いにチャンスは多くなかったが、ボールはわれわれの方が保持していた」

「戦術の問題ではない。ユベントスが美しいゴールを2つ決めたというだけの話だ」

(c)AFP/Tom WILLIAMS