【9月16日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2015-16(UEFA Champions League 2015-16)は15日、各地でグループリーグ第1節が行われ、グループBのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は、敵地でPSVアイントホーフェン(PSV Eindhoven)に1-2で敗れた。

 2大会ぶりにチャンピオンズリーグの舞台に復帰したユナイテッドだが、勝利を逃しただけではなく、この試合で重複骨折の重傷を負ったルーク・ショー(Luke Shaw)まで失った。

 メンフィス・デパイ(Memphis Depay)が古巣PSVから先制点を挙げ、試合を支配したユナイテッドだったが、その後の決定機を生かすことができず、PSVのエクトル・モレーノ(Hector Moreno)とルシアーノ・ナルシング(Luciano Narsingh)に得点を許し、逆転負けを喫した。

 前半15分にモレーノの危険なタックルを受けたショーは、重複骨折と診断され、英マンチェスター(Manchester)に戻り次第手術を受けることになった。

 イングランド代表が本大会出場を決めている欧州選手権(UEFA Euro 2016)への出場も危ぶまれるショーが、酸素マスクをつけた状態でスタジアムを後にする際には、PSVのファンから大声援が送られていた。

 そして、ショーに代わってピッチに立ったマルコス・ロホ(Marcos Rojo)は今季発出場を果たしている。

 ユナイテッドのルイス・ファン・ハール(Louis van Gaal)監督は試合後、ショーについて言及し、「無惨だ。ドレッシングルームに運ばれた場面で、彼は酸素マスクをつけて泣いていた」と明かした。

「私は医者ではないので(ショーの離脱期間は)分からない。重複骨折であれば半年はかかるが、明言することはできない」

 PSVの本拠地フィリップス・スタディオン(Philips Stadion)で相性の悪いファン・ハール監督は、指揮官を務めたアヤックス(Ajax)、FCバルセロナ(FC Barcelona)、AZアルクマール(AZ Alkmaar)時代を含め、11試合でわずか2勝しか挙げていない。

 一方、チャンピオンズリーグでは2008-09シーズンぶりとなるグループリーグでの戦いを白星で飾ったPSVのサポーターは、試合終了のホイッスルが吹かれると、2000年大会以来となるユナイテッドから奪った歴史的な勝利を盛大に祝った。(c)AFP/Jan HENNOP