ヒューイットが全米OP初戦突破、NYへの別れを前に思いを語る
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【9月2日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2015)は1日、男子シングルス1回戦が行われ、オーストラリアのレイトン・ヒューイット(Lleyton Hewitt)は6-0、7-6、1-0でカザフスタンのアレクサンドル・ネドビエソフ(Aleksandr Nedovyesov)に勝利し、自身が四大大会(グランドスラム)初優勝を飾ったニューヨーク(New York)のハードコートで、少なくとももう1試合は戦えることになった。
主催者推薦のワイルドカードで出場している34歳のヒューイットは、来年の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2016)を最後に現役を引退することを表明しており、この日は右肩を痛めたネドビエソフの棄権という形で初戦を突破した。
この結果、ヒューイットは2回戦で第24シードのバーナード・トミック(Bernard Tomic、オーストラリア)と対戦することが決まった。
全米オープンで最後になるかもしれない試合で、同胞のトミックと戦うことについて、ヒューイットは「変な感じだ。バーニー(トミック)とは仲が良いし、彼をいろいろとサポートしている。今週そんな彼と対戦するなんて、変な感じだよ」とコメントした。
「オーストラリア勢と対戦するのは好きじゃない。デビスカップ(Davis Cup)をはじめとする大会でサポートしている選手と対戦するのは、難しいものがあるね」
シングルスで世界ランク355位まで後退しているヒューイットは、2001年の全米オープン決勝でピート・サンプラス(Pete Sampras)氏を破り優勝すると、翌年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)では、決勝でダビド・ナルバンディアン(David Nalbandian)氏を退け、グランドスラムで2度目の戴冠を果たした。
ヒューイットは、「全米オープンとウィンブルドンを分けて考えることはできないけど、全米オープンは最初に制したグランドスラムだった。でも自分にとってウィンブルドンは特別な大会だ」と語っている。