【8月31日 AFP】15-16イタリア・セリエAは30日、第2節の試合が行われ、ASローマ(AS Roma)が2-1でユベントス(Juventus)に勝利した。

 過去2シーズンのリーグ戦で、ユベントスに次ぐ2位にあまんじていたローマだが、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表コンビの活躍で勝利を手にした。

 ミラレム・ピャニッチ(Miralem Pjanic)の直接FKで先制したローマは、パトリス・エヴラ(Patrice Evra)の退場でユベントスが10人となると、エディン・ジェコ(Edin Dzeko)が追加点を奪い、リードを2点に広げた。

 ユベントスは試合終了間際にパウロ・ディバラ(Paulo Dybala)のゴールで1点を返したものの、ローマがそのまま逃げ切りに成功した。

 ローマがユベントスに勝利したのは、フランチェスコ・トッティ(Francesco Totti)が決勝点を記録した2013年2月以来となる。

 ローマの主将ダニエレ・デ・ロッシ(Daniele De Rossi)は、伊スカイ・スポーツ(Sky Sport Italia)に対し、「僕たちが相手を圧倒していたから、いけるという感触があった。だけど最後は眠ってしまい、本当にもったいない失点をした」 とコメントした。

「それでも、僕らは信じられないようなプレーをしたと思う。忘れてはならないのは、ユベントスは3か月前、チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)決勝でタイトルに挑戦していたチームなんだ」

 チャンピオンズリーグ決勝でFCバルセロナ(FC Barcelona)に1-3で敗れたユベントスは、ウディネーゼ(Udinese)との開幕戦に0-1で敗れたのに引き続き、これで連敗スタートとなった。

 ユベントスがセリエAで開幕から連敗するのは、クラブ史上初となっている。

 昨季の主力が複数人抜けたユベントスだが、マッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督は、「心配はしていないが、何かを変える必要がある。例えば、メンタル面でのアプローチなどがそうだ」と語った。

「残念ではが、サッカーではこういうことが起こる」

(c)AFP/Justin DAVIS