【8月27日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2015-16(UEFA Champions League 2015-16)は26日、各地でプレーオフ第2戦が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は4-0でクラブ・ブルージュ(Club Brugge)に勝利し、2戦合計スコア7-1で本戦出場を決めた。

 ユナイテッドは、10試合ゴールのなかったウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)がハットトリックを決め、ブルージュに力の差を見せつけた。リーグ戦3試合で合計わずか2得点と、このところ得点力不足のチームの象徴のように扱われていたルーニーだったが、この日は3回の決定機をきっちりものにしてみせた。

 最後は交代出場のハビエル・エルナンデス(Javier Hernandez)がPKに失敗する場面もあったものの、アンデル・エレーラ(Ander Herrera)も1得点を加え、ユナイテッドは、昨季19年ぶりに出場を逃したチャンピオンズリーグ本戦の舞台へ復帰することが決まった。

 ルイス・ファン・ハール(Louis van Gaal)監督率いるユナイテッドと、グループリーグで対戦する3クラブの顔ぶれは、27日にモナコ(Monaco)で行われる組み合わせ抽選の場で明らかになる。

 指揮官は、「とても満足だ。昨シーズンのわれわれの目標は今季のチャンピオンズリーグに出ることで、今夜それを達成できた。ウェインのメンタルの強さは素晴らしい。彼くらいのレベルになれば、必ず調子を戻してくる」とコメントした。

 ルーニーのハットトリックは、2011年9月のボルトン・ワンダラーズ(Bolton Wanderers)戦以来およそ4年ぶり。欧州カップ戦では、18歳で衝撃のチームデビューを飾った、2004年9月のフェネルバフチェ(Fenerbahce)戦以来となる。

 ルーニーはBTスポーツ(BT Sport)に対して、「正直に言って、強い気持ちがなかったら、(批判を)真に受けていたかもしれない」と話した。

「だけど僕は気にしなかった。まだシーズン序盤だし、今日はチャンスが来て、それを決められた」

(c)AFP/Tom WILLIAMS