【8月23日 AFP】15-16イングランド・プレミアリーグは22日、第3節の試合が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)はニューカッスル(Newcastle United)と0-0で引き分けた。

 ユナイテッドはこれで3試合連続無失点を達成しているが、270分でわずか2ゴールしか挙げることができず、得点力不足が気になる結果となっている。

 それでも、苛立ちが募るスコアレスドローのなかでルイス・ファン・ハール(Louis van Gaal)監督は、焦って移籍市場をあさるようなことはしないと語った。

 ユナイテッドは今週、獲得間近とされていたスペイン代表ペドロ・ロドリゲス・レデスマ(Pedro Rodriguez Ledesma)を、ライバルのチェルシー(Chelsea)にさらわれている。

 ペドロ獲得は最優先事項ではないと述べたファン・ハール監督だが、指揮官が信頼を置いている唯一のストライカー、ウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)は10試合もクラブでのゴールから遠ざかっており、同選手の不発がチームの成績にも影響している。

 交代で入ったメキシコ代表のハビエル・エルナンデス(Javier Hernandez)は、終盤に決定機を迎えたもののGKティム・クルル(Tim Krul)に阻まれ、ルーニーもネットは揺らしたが、オフサイドの判定で得点は認められなかった。

 それでもファン・ハール監督は、移籍市場が閉まるまでに新ストライカーを獲得する差し迫った必要性は感じておらず、心配するようなチーム状態ではないと明言している。

 ともに1-0で勝利したトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)戦とアストン・ビラ(Aston Villa)戦を含め、FWに得点がないことを心配していないかと問われたファン・ハール監督は、「ノーだ。なぜなら、われわれは3試合とも相手を上回っていた」と答えた。

「私が気にしているのは相手を圧倒できたかという部分で、今日はそれができた。アストン・ビラ戦でも、トッテナム・ホットスパー戦でもだ」

「トッテナム戦はやや不十分だったが、アストン・ビラ戦は試合を支配したし、クラブ・ブルージュ(Club Brugge)戦も試合を支配した」

「(シーズン前の)準備期間には、バルセロナ(FC Barcelona)を相手に試合を支配した。サンノゼ・アースクエイクス(San Jose Earthquakes)戦も、クラブ・アメリカ(Club America)戦も、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)戦も支配した。だから点数としては悪くない」

「チームのパフォーマンスには満足しているが、結果には満足していない。違いはそこだ。われわれは数多くのチャンスを作り、一方で相手にはわずか2つのチャンスしか与えなかった」

「だから、この試合は勝たなければならなかったが、ふさわしい結果を得られず、非常に残念だ。ホームで勝ち点2を失ったのだからね」

(c)AFP/Pete OLIVER