【8月24日 AFP】テニス、ウェスタン&サザンオープン(Western and Southern Open 2015)は23日、女子シングルス決勝が行われ、大会第1シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)が6-3、7-6のストレートで第3シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)を退け、大会連覇を飾った。

 世界ランク1位のセレーナは、ツアー通算69個目のタイトルを獲得し、オープン化以降の優勝回数でイボンヌ・グーラゴング・コーリー(Evonne Goolagong Cawley)氏を抜いて歴代5位に浮上した。歴代最多は、シングルスで通算167勝を挙げたマルチナ・ナブラチロワ(Martina Navratilova)氏となっている。

 33歳のセレーナは、シーズン5勝目を挙げると、「シモナとの対戦は試練でしたし、テストに挑んでいるような気持ちでした」とコメントした。

「まだ改善の余地があることを確信しています」

 昨シーズンのWTAツアー選手権(BNP Paribas WTA Championships - Singapore 2014)でセレーナに勝利した経験があるハレプは、24日発表の世界ランキングで、マリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)を抜いて2位に浮上することが決まっている。

 1週間後に開幕する全米オープン(The US Open Tennis Championships 2015)で年間グランドスラムの達成を目指すセレーナは、この日も立ち上がりの不調を乗り越えて、試合の主導権を握った。

 第1セットで1ブレークダウンになったセレーナだが、ブレークバックしてこれを先取。第2セットはより厳しい展開になり、ハレプがベースラインから堅実なプレーをみせた。

 それでもタイブレークを制したセレーナが、15本のサービスエースを記録して、1時間39分の試合に決着をつけた。

 セレーナは、シンシナティ(Cincinnati)での戦績を21勝4敗として、ニューヨーク(New York)でのトレーニングに移る。セレーナは今季、決勝に進出したグランドスラム3大会と、マイアミ・オープン(Miami Open 2015)をいずれも制しており、タイトルがかかった試合での勝率は100%となっている。(c)AFP