【8月12日 AFP】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)第1書記が、サッカー女子東アジアカップ(EAFF Women's East Asian Cup 2015)で同国代表チームを優勝に導いた「ゲリラ型」戦術を称賛したという。

 国営テレビは11日、前日の映像として、大会が行われた中国・武漢(Wuhan)から平壌(Pyongyang)の空港に戻ってきた代表選手を正恩氏が抱きしめる様子を放送。

 国営朝鮮中央通信(KCNA)によれば、北朝鮮が2-0で韓国を破り優勝したことについて、正恩氏は選手たちの「不屈の精神力」をたたえたという。

 正恩氏は、朝鮮労働党が発案した「抗日ゲリラ型攻撃戦術」が、チームに勝利をもたらしたとすると、朝鮮半島が植民地支配から解放されて70年を迎える節目に、代表チームが優勝したことは特に喜ばしいと話した。

 国営テレビは同時に、空港での祝賀式典の後に女子代表チームがオープントップバスで平壌を回り、花を持ったサポーターが沿道に並ぶ様子を放映している。

 3月にスポーツ関係者との会合を行った正恩氏は、北朝鮮をスポーツ大国にするべく、すべての競技の監督と選手たちに「ゲリラ型」戦術を取り入れるよう呼びかけていた。(c)AFP