【7月4日 AFP】イングランド・プレミアリーグの王者チェルシー(Chelsea)は3日、フランス・リーグ1のASモナコ(AS Monaco)から1年間の期限付きでコロンビア代表のFWラダメル・ファルカオ・ガルシア(Radamel Falcao Garcia)を獲得したと発表した。

 29歳のファルカオは、昨季期限付きで移籍したものの散々な結果に終わったマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)を離れ、来季はジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督の下で再起を図ることになる。

 チェルシーのウェブサイトでファルカオは、「チェルシーに加入することができとても満足している。トレーニングのスタートが待ち遠しい。リーグ連覇と欧州での成功というチームの目標達成の力になりたい」と発表している。

 なお、ファルカオの保有権を持つモナコは、今回合意した契約には「買い取りオプション」がついていることを認めている。

 昨季ユナイテッドでわずか4得点に終わるなど失意のシーズンを送ったファルカオは、コロンビアが準々決勝で敗れたコパ・アメリカ(2015 Copa America)でも無得点に終わっている。

 ユナイテッドは、1年間のレンタル期間終了後に保有していたファルカオの買い取りオプションの行使を見送っている。

 W杯ブラジル大会(2014 World Cup)を欠場することになった膝の負傷以来ファルカオは、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)やFCポルト(FC Porto)で得点を量産し、世界最高のストライカーの1人と評価されていた頃のトップフォームを取り戻せずにいる。

 モウリーニョ監督は先月、「イングランドの人々が、マンチェスター・ユナイテッドで本物のファルカオを見たと思っているなら、それは悲しいことだ」と語り、ファルカオの再生に意欲を見せていた。

 米国でのプレシーズンツアーで新たなチームメイトと合流する予定のファルカオは、現時点では12月28日にオールド・トラフォード(Old Trafford)に帰還する可能性が高い。(c)AFP