【6月11日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部、シャルケ04(Schalke04)の内田篤人(Atsuto Uchida)がクラブの意に反し、日本に帰国して膝の手術を受けたことが明らかになった。

 日本代表74キャップの内田は、3月の欧州チャンピオンズリーグ2014-15(UEFA Champions League 2014-15)決勝トーナメント1回戦でレアル・マドリード(Real Madrid)の前に敗退を喫した一戦以降、クラブでの出場がない。

 内田は、チームとドイツ代表のチームドクターも務めるハンス・ヴィルヘルム・ミュラー・ヴォルファールト(Hans-Wilhelm Mueller Wohlfahrt)医師の助言に従わず、膝蓋腱(しつがいけん)の手術に踏み切った。

 シャルケのルスト・ヘルト(Horst Heldt)ディレクターはクラブの公式ホームページで、「内田篤人は日本に帰国し、膝蓋腱の手術を受けた。チームの医師の見解は違うものだった」と簡潔に述べた。

「われわれは保存療法が賢明だと確信していた。これはドイツ代表のミュラー・ヴォルファール医師も同じ見解だった。しかし、内田は別の判断を下した。彼には望んだ医師を選ぶ権利がある」

 8月14日の新シーズン開幕を控える中、内田は7月のプレシーズンの練習を逃すことになる。

「最初の6週間日本で行うリハビリがどう経過するかを見守る。その後、彼がドイツへ戻ってくることを見込んでいる」とヘルト氏は付け加えている。

 シャルケはロベルト・ディ・マッテオ(Roberto Di Matteo)監督が先月辞任し、指揮官の座が空位になっている。

 ドイツメディアでは後任候補に、FCアウクスブルク(FC Augsburg)のマークス・ワインツィアル(Markus Weinzierl)監督やベルギー代表のマルク・ヴィルモッツ(Marc Wilmots)監督の名前が浮上している。(c)AFP