【5月27日 AFP】イラクの政府軍と民兵組織は26日、イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」に制圧されたアンバル(Anbar)州ラマディ(Ramadi)の奪還を目指す大規模な攻撃に先立ち、包囲網を狭めてIS戦闘員らを孤立させる作戦を開始した。

 イラク最大のアンバル州の州都であるラマディがISに制圧され、衝撃が走ったのは今月17日。それ受けて政府は、主にイスラム教シーア派(Shiite)の民兵と志願兵からなる「人民動員隊」を投入した。

 人民動員隊の報道官は、同日始まった作戦はラマディ奪還に向けた予備的な動きにすぎないとしながらも、治安部隊と民兵組織の合同部隊がサラハディン(Salaheddin)州から南下しラマディを目指しているとしている。現在4000人がラマディの北の辺縁部に向かっているという。

 ある陸軍中佐がAFPに明かしたところによると、治安部隊と民兵はラマディの南と西にも迫っており、タシュ(Al-Taesh)という地域を奪還したという。

 また、ある州議会議員は「イラクの治安部隊と人民動員隊が、ラマディにいるISへの南方からの全ての供給ルートを封鎖した」と話した。(c)AFP/Salam Faraj