【4月18日 AFP】男子テニス、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2015)は17日、シングルス準々決勝が行われ、大会第14シードのガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)は6-1、6-3で第9シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)を破り、この大会で初の4強入りを果たした。

 モンフィスは、前日に第2シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を破る番狂わせを演じていたが、対するディミトロフも、第7シードのスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)に快勝していた。

 わずか58分で試合に決着をつけたモンフィスは、次戦で第6シードのトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)と対戦する。

 ベルディハは、同日に第4シードのミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)と対戦したが、ラオニッチは右足の故障で棄権を表明した。

 31分しかコート上にいなかったベルディハだが、2度のブレークと10本のウイナーでラオニッチを圧倒し、同対戦カードでの戦績を2勝3敗に伸ばしている。

 才能の片鱗(へんりん)を見せながら、まだプレーにむらがあるモンフィスは、これまでモンテカルロ・カントリークラブ(Monte Carlo Country Club)で3回戦を突破したことがなかっただけでなく、今大会でようやく勝率を5割に伸ばした。

 ベルディハは、5勝1敗でモンフィスに勝ち越しており、ラオニッチ戦で今季26個目の白星を挙げた。

 ラオニッチは今週中ずっと足の痛みを抱えていたにもかかわらず、トミー・ロブレド(Tommy Robredo、スペイン)を下して8強入りを果たしていた。(c)AFP