【2月23日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)のバルセロナ合同テストは22日、カタロニア・サーキット(Circuit de Barcelona-Catalunya)で最終日が行われ、マクラーレン・ホンダ(McLaren-Honda)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)がクラッシュし、ヘリコプターで病院に搬送された。

 新たな問題を抱え苦しむ中で20周を走行したアロンソだったが、同サーキットのターン3とターン4の間のバリアにクラッシュした。

 マクラーレン(McLaren)のレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエ(Eric Boullier)氏は、「フェルナンドのアクシデントは、テストではよく起きることの一つ。幸運なことに彼は元気だが、アクシデントの間に脳振とうを起こしたので、予防措置として一晩入院する」とコメントした。

 アロンソの代理人ルイス・ガルシア・アバド(Luis Garcia Abad)氏によると、33歳のアロンソは24~48時間病院にとどまるという。

 新シーズンの開幕戦まで残り1か月となるなか、マクラーレン・ホンダはこれまでのテストで周回数が203周にとどまっており、他チームからかなり水をあけられた悲惨な合同テストは、クラッシュで幕を閉じることになった。

 ブーリエ氏は続けて、「マシンは特別大きな損傷を受けていないが、ギアボックスとパワーユニットシステムには長い時間をかけてチェックが必要な衝撃を十分に受けた。分析を行うこともあり、予定していたよりも数時間早くテストを終える決定を下した」と語った。

「チーム全体にとって厳しい一週間だったが、われわれは舞い戻り、来週のバルセロナ(Barcelona)ではこれまで以上にプッシュしていく」

(c)AFP