【2月22日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)のバルセロナ合同テストは21日、カタロニア・サーキット(Circuit de Barcelona-Catalunya)で3日目が行われ、初日に続きロータス(Lotus F1 Team)のパストール・マルドナド(Pastor Maldonado)がトップタイムを記録した。一方で、マクラーレン・ホンダ(McLaren-Honda)にとっては厳しい状況が続いた。

 マルドナドは、ほとんどの時間をスーパーソフトタイヤで走行。ここまで最速の1分24秒348をマークした。

 トロ・ロッソ(Toro Rosso)から参戦している驚異の17歳マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が、2番手タイムをたたき出すと、昨季の年間王者であるメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)は、101周を走行して3番手タイムを記録した。

 初日に体調不良で走行を切り上げていたハミルトンは、「100パーセントの状態ではない。これから数日間は十分に睡眠を取ろうと思う」とコメントした。22日のセッションでは、ニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)が出走することになっている。

 ハミルトンの他にも、マルドナド、フェルスタッペン、フェラーリ(Ferrari)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)、レッドブル(Red Bull)のダニール・クビアト(Daniil Kvyat)が、100周を突破した。

 各チームが順調に調整を続ける中、マクラーレン・ホンダにはシールの問題がつきまとった。

 ジェンソン・バトン(Jenson Button)は24周の走行で10番手タイムに終わり、走行距離は他チームの半分以下となっている。

 バトンは、「今日はついてなかった。木曜日(19日)と同じMGU-Kのシール問題に直面した。そのため、午後の走行では、エアロテストとピットストップの練習に限られてしまった」と明かした。

「ここまで問題なく走れたためしがないから、すべてがスムーズにいくようになったとき、どうなるかまだ分からない」