【2月13日 AFP】アルペンスキー世界選手権2015(2015 FIS Alpine World Ski Championships)は12日、米コロラド(Colorado)州ビーバークリーク(Beaver Creek)で女子大回転が行われ、オーストリアのアンナ・フェニンガー(Anna Fenninger)が2本合計タイム2分19秒16で優勝し、大会2勝目を挙げた。

 昨季のW杯で総合優勝を飾ったフェニンガーは、1本目で最速タイムを記録すると、この段階で2位以下に0.81秒差をつける。

 2本目では難コースのバーズオブプレイ(Birds of Prey)でターンに苦しみ、スキーをうまくコントロールできていないように見えたフェニンガーだが、なんとか逃げ切り勝利を手にした。

 2010年バンクーバー冬季五輪で同種目の金メダルを獲得し、一躍スターダムにのし上がったビクトリア・レベンスブルク(Viktoria Rebensburg、ドイツ)が、1秒40差で2位に入った。3位は、合計2分20秒65をマークしたジェシカ・リンデル・ビカルビー(Jessica Lindell-Vikarby、スウェーデン)となっている。リンデル・ビカルビーは大回転とスーパー大回転のスペシャリストで、2013年のW杯ビーバークリーク大会で大回転を制していた。

ソチ冬季五輪の金メダリストで、今大会3つめのタイトルを狙っていたスロベニアのティナ・マゼ(Tina Maze)は、合計2分20秒90で5位だった。

 膝の故障から復帰したばかりのリンゼイ・ボン(Lindsey Vonn、米国)は、凍結した雪面に苦しんだ様子で、首位と3秒以上差をつけられながらの14位に終わった。(c)AFP