【2月4日 AFP】国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ(Thomas Bach)会長は3日、2022年のサッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)と同年の冬季五輪の日程が重なることはないと断言した。

 国際サッカー連盟(FIFA)は、北半球の冬季に大会を開催したいとしており、五輪の開催時期と重なる可能性が出ていた。

 2022年大会の日程については、夏季開催の伝統を守るべきだという欧州リーグの声などを受け、まだ決定していないものの、FIFAは、11月~12月、あるいは1月~2月に開催する可能性を模索している。

 米ビーバークリーク(Beaver Creek)で開催されているアルペンスキー世界選手権2015(2015 FIS Alpine World Ski Championships)の会場で報道陣の質問に答えたバッハ会長は、FIFAのジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)会長が、冬季五輪の日程と重なることがないよう調整することを確約したと話した。

「われわれは、FIFAとの話し合いを続けています。FIFAの会長から、日程が重ならないようにするという確約を得ました」

「W杯と五輪の両方が、注目を集められない事態になってしまいます。テレビ放送やスポンサー契約といった面でも問題が出てきます」

(c)AFP