【1月1日 AFP】エジプト最高裁は1日、非合法化されたイスラム組織「ムスリム同胞団(Muslim Brotherhood)」を支援したとして、中東衛星テレビ局アルジャジーラ(Al-Jazeera)の記者3人に有罪を言い渡した下級審の判決を破棄し、審理を差し戻した。

 オーストラリア人のピーター・グレステ(Peter Greste)、カナダ系エジプト人のモハメド・ファデル・ファフミ(Mohamed Fadel Fahmy)、エジプト人のバヘル・モハメド(Baher Mohamed)の3被告は2013年12月、身柄を拘束された。これに対しては国際的に非難の声が広がった。

「エジプト最高裁は上告を認め、再審理を命じた」とグレステ被告の弁護人、アムル・ディーブ(Amr Al-Deeb)氏は述べ、審理は30分で終わったと付け加えた。差し戻し審の手続きが始まるまで、3被告の保釈は認められないという。(c)AFP