【12月27日 AFP】腰巻、サングラス、ビーチサンダル、ワンピース。――リオデジャネイロ五輪で販売されるグッズは、南米大陸初の五輪が終わった後も長く使えるようデザインされている。

 2016年8月に開幕するリオ五輪の主催者は、大会関連商品の売り上げ目標として10億レアル(約450億円)を掲げており、「あそこに行ったな」と思い返してもらえるような「生活」に役立つ商品を提案したいとしている。

 同大会のライセンス担当を務めるシルマラ・ムルティニ(Sylmara Multini)氏は、カジュアルな服装を好むリオデジャネイロ(Rio de Janeiro)市民の生活に欠かせないビーチサンダルなどの「ライフスタイル商品」を例に挙げ、「リオに来た人に、この街のエッセンスを持ち帰ってほしい」とコメントした。

 米国の大手エンターテインメント企業で働いた経験を生かし、斬新なアイデアを生み出すムルティニ氏は、男性色が濃く大人向けだったサッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)と、2012年ロンドン五輪の、いずれとも異なるアプローチをしていく予定だという。

 低コストのアジア諸国で製造されるぬいぐるみやピンバッジのような定番商品は、4歳から8歳程度の子ども向けに販売され、売上額は全体の40%を占めることが予測されている。

 それでもムルティニ氏は、ブラジルの「五輪」を強調した「リオの象徴」ようなものを提案したいという。