【11月23日 AFP】14F1第19戦アブダビGP(Abu Dhabi Grand Prix 2014)は22日、アブダビ(Abu Dhabi)のヤス・マリーナ・サーキット(Yas Marina Circuit)で予選が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)がポールポジションを獲得した。

 29歳のロズベルグはベストラップ1分40秒480を記録し、チームメートで年間優勝を争うルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)に0秒386差をつけ、獲得ポイントが2倍になるシーズン最終戦の決勝をポールポジションで迎えることになった。

 3番手にバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)、4番手にはフェリペ・マッサ(Felipe Massa)とウィリアムズ(Williams)勢が続いている。

 今季11回目、通算では14回目となるポールポジションを獲得したロズベルグだが、23日の決勝でハミルトンの通算2度目となる総合優勝を阻み、自身が年間タイトルを獲得するためには、多くの運が必要になることを理解している。

 ロズベルグは、「今週は年間タイトルが懸かっていて、予選はただの一歩に過ぎない。それもとても小さく前進しただけだ」とコメントしている。

 ドライバーズタイトル争いは現在ハミルトンが17ポイントのリードを手にしており、ロズベルグが逆転で総合優勝を果たすにはアブダビGPで優勝、もしくはレースを2位で終えた上でハミルトンがポイントを落とす必要がある。

 レッドブル(Red Bull)はダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)が5番手、セバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)が6番手に入ったものの、マシンのウイングに違反の部品が使用されていたため、2人は決勝で最後方からスタートすることになった。

 ケータハム(Caterham F1 Team)の小林可夢偉(Kamui Kobayashi)は予選19番手だった。(c)AFP