【10月31日 AFP】南アフリカ警察は30日、サッカー南アフリカ代表で主将を務めるGKのセンゾ・メイワ(Senzo Meyiwa)選手が恋人の自宅で強盗犯に殺害された事件で、容疑者が逮捕されたとする報道を否定した。

 国営の南アフリカ放送協会(SABC)が29日に伝えた内容によれば、東部クワズール・ナタール(KwaZulu Natal)州ノンゴマ(Nongoma)で逮捕された男2人が、事情聴取を受けているとされていた。

 しかし、警察の広報担当官はAFPに対して、「逮捕者はいない。捜査は継続中で、われわれは目撃者に聞き込みを行い、証拠品を調べている状況だ」と述べた。

 SABCは、一般市民からの情報提供によって容疑者が逮捕されたと伝えていた。

 27歳のメイワ選手は26日夜、ヨハネスブルク(Johannesburg)から南へ30キロに位置するヴォスルーラス(Vosloorus)にある、ガールフレンドで歌手のケリー・クマロ(Kelly Khumalo)さんの自宅にいたところ、侵入してきた強盗に銃殺され、携帯電話を持ち去られた。

 警察は、殺人犯の逮捕につながる情報に25万ランド(約246万円)の懸賞金を提示している。

 メイワ選手の葬儀は、この日ヨハネスブルクで執り行われ、遺体は11月1日に故郷ダーバン(Durban)で埋葬される予定となっている。(c)AFP