【10月14日 AFP】(一部更新)米地質調査所(US Geological SurveyUSGS)によると、中米エルサルバドル沖の太平洋で13日夜、マグニチュード(M)7.3の強い地震が発生した。

 震源は首都サンサルバドル(San Salvador)の南東170キロ、震源の深さは70キロ。USGSは当初、地震の規模をM7.4としていた。揺れは隣国ニカラグアの首都マナグア(Managua)など遠い場所でも感じられ、一部の地域では電力や携帯電話の接続が遮断されている。

 サンサルバドルから東に135キロにあるサンミゲル(San Miguel)市のウィルフレド・サルガド(Wilfredo Salgado)市長が地元ラジオに述べたところによると、同市では倒れてきた電柱の下敷きとなり男性1人が死亡。また、建物の壁が倒壊するなどの被害が出ているが、この男性以外の死傷者の報告は今のところないという。

 太平洋津波警報センター(Pacific Tsunami Warning Center)は、震源から半径300キロの範囲の沿岸部に津波警報を発令したが、その数分後に解除した。(c)AFP