【10月12日 AFP】サッカー国際親善試合は11日、各地で行われ、フランスが2-1でポルトガルに勝利した。

 フランスのカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)は、先制点を挙げるとともに、ポール・ポグバ(Paul Pogba)の決勝点をアシストした。

 レアル・マドリード(Real Madrid)に所属するベンゼマがクラブでチームメートのクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)を上回る活躍を見せる中、ポルトガルを序盤から押し込んだフランスは前半3分に先制点を記録した。

 フランスが激しいプレッシャーをかける中、ポルトガルのGKルイ・パトリシオ(Rui Patricio)がバカリー・サニャ(Bacary Sagna)のシュートを弾くと、ベンゼマが至近距離からこのこぼれ球を押し込んだ。

 さらにベンゼマは後半24分、パトリス・エヴラ(Patrice Evra)の突破からボールを受けると、ユベントス(Juventus)に所属するポグバの追加点となるシュートをお膳立てした。

 序盤影を潜めたロナウドは、後半6分にようやくフランスのディフェンスラインを突いたが、ゴール隅を狙った巧みなヘディングシュートは、GKスティーヴ・マンダンダ(Steve Mandanda)にセーブされた。

 同30分には、シュートがラファエル・バラン(Raphael Varane)の腕に当たったとしてPKを求めたロナウドだったが、主審はバランの腕が体に付いていたという正しいジャッジを下した。

 その後、ベンチに下がったロナウドが膝に氷を当てる中、ポルトガルはジョアン・マリオ(Joao Mario)がポグバに倒されて得たPKを、リカルド・クアレズマ(Ricardo Quaresma)が蹴り込んで1点を返した。

 欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)の本大会に開催国として出場するフランスは、同予選のグループIの全チームと親善試合を行う予定となっている。

 一方のポルトガルは、ホームでの予選初戦でアルバニアに0-1で敗れており、新指揮官のフェルナンド・サントス(Fernando Santos)監督はチームの再構築を図っている。(c)AFP