【8月4日 AFP】サッカー、エミレーツカップ(Emirates Cup 2014)は3日、英ロンドン(London)のエミレーツ・スタジアム(Emirates Stadium)で試合が行われ、ASモナコ(AS Monaco)のラダメル・ファルカオ・ガルシア(Radamel Falcao Garcia)が復帰後初ゴールを決め、1-0でアーセナル(Arsenal)に勝利した。

 コロンビア代表のファルカオが、前半にヘディングでネットを揺らすと、これが決勝点となり、モナコは10日に予定されているロリアン(FC Lorient)との今季初戦に弾みをつけた。

 アーセナルのアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督は、満を持してチリ代表のアレクシス・サンチェス(Alexis Sanchez)をフル出場させたものの、1月に膝の前十字靭帯(じんたい)を断裂し、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)欠場を余儀なくされていたファルカオが、この日の話題をさらった。

 レアル・マドリード(Real Madrid)への移籍がうわさされているファルカオについて、モナコのジャルディム監督は、「復帰してくれてうれしいし、彼のゴールで勝てたことに大満足だ」と話している。

「私が彼を頼りにしているのは、疑いようもない事実。サッカーでは何事も起こり得る。とりわけ、移籍市場ではね。言うまでもなく、われわれは最高の選手を守りたいと考えているよ」

 モナコがアーセナルを下したことで、4チーム対抗の今大会の優勝は、3-1でベンフィカ(Benfica)を退けたバレンシア(Valencia CF)に決まった。

 アーセナルは、16日に行われるクリスタルパレス(Crystal Palace)との今季開幕戦を前に、ウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)で、マンチェスター・シティ(Manchester City)とのFAコミュニティーシールド(FA Community Shield 2014)を戦うことになっている。

 前日の試合でベンフィカに5-1の大勝を収めていたアーセナルのベンゲル監督は、「昨日の動きをシャープで創造的、ダイナミックかつ流れがあると表現するなら、今日のプレーは物静かで活気がなく、説得力に欠けるものだった」とコメントしている。

「われわれは、負けるべくして負けた。しかし、特に心配はしていない」

 この日、モナコの先発にファルカオが起用された一方、アーセナルでは、サンチェスやマテュー・ドゥビュシー(Mathieu Debuchy)、カラム・チェンバース(Calum Chambers)ら新顔がピッチに送り込まれた。(c)AFP/Tom WILLIAMS