【7月19日 AFP】サッカーコートジボワール代表のヤヤ・トゥーレ(Yaya Toure)が18日、所属するイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)に残留することを表明し、自身の去就に関するうわさに終止符を打った。

 昨季のリーグ戦で20得点を記録し、シティのタイトル獲得に貢献したトゥーレは、英スカイ・スポーツ(Sky Sports)に対し、2017年まで残っているクラブとの契約を尊重したいと語った。

 トゥーレは「ファンはいつも僕に良くしてくれたし、それは家族に対しても同じだった」と述べている。

「僕はここに残りたい。僕はいつだって自分の契約を順守するよ。これまで取りざたされていたうわさについて考えたことはないんだ。ここに残留し、充実した来季を迎えることは、僕にとってとてつもなく嬉しいことだよ」

 トゥーレにバースデーケーキをプレゼントする様子の動画がクラブの公式ウェブサイトに掲載されているにもかかわらず、同選手の代理人を務めるディミトリー・セルク(Dimitry Seluk)氏が、誕生日をクラブが祝福しなかったことでトゥーレが傷ついたと話したことで、トゥーレの去就に関するうわさが飛び交うようになった。

 セルク氏がシティはトゥーレに対するリスペクトが欠けていると発言したことで、退団のうわさに拍車がかかり、最近ではライバルのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)や、フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)移籍が取りざたされていた。

 しかし、2010年にスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)から加入したトゥーレは、移籍のうわさについて「残念だ」とコメントした。

「現在はすべてがうまくいっている。僕についてのうわさがたくさん飛び交っていたことは知っているし、そのなかには的外れのものもあった」

「ファンのために何かをする必要があったし、彼らに伝えることが重要だった。彼らは僕のためにすべてを尽くしてくれたんだ」

「チームは新しいシーズンに向けて順調に準備を進めているし、再び優勝に挑戦しようとしている」

 セルク氏はスカイ・スポーツに対し、「ヤヤはシティに残留する。彼はどこのクラブにも行かない。これで今回のうわさに終止符を打つことができる」と語った。

「ヤヤはマンチェスター・シティに100パーセント残留する。彼には契約が残っており、これまで通り一生懸命プレーするだろう。私は彼が今季のイングランドで最高の選手になることを望んでいる」

「来年はみんなでトゥーレの誕生日を祝えることを願っているよ」

(c)AFP