【6月30日 AFP】サッカードイツ代表の主将を務めるフィリップ・ラーム(Philipp Lahm)は29日、アルジェリアとのW杯ブラジル大会(2014 World Cup)決勝トーナメント1回戦では、しっかりとしたパフォーマンスをみせて優勝候補の実力を示す必要があると語った。

 ラームは、ドイツが優勝候補にふさわしい戦いをしなければ、W杯で敗退するという打撃を受けかねないと主張した。

 ドイツはアルジェリアと過去2回対戦しているが、1982年のW杯では1-2、1964年の親善試合では0-2で敗れている。

 1990年大会を制覇して以降、W杯優勝から遠ざかっていることを痛感しているドイツは、ポルトアレグレ(Porto Alegre)のエスタディオ・ベイラ・リオ(Estadio Beira-Rio)で、ヴァイッド・ハリルホジッチ(Vahid Halilhodzic)監督が率いるアルジェリアとの因縁の対決に臨む。

 この試合の勝者は、7月4日にリオデジャネイロ(Rio de Janeiro)で行われる準々決勝でフランスかナイジェリアと対戦することになる。

 30歳のラームは、「決勝トーナメントでは、勝ち進むか負けて帰国するかだ」とコメントした。

「ドイツは、W杯で通算3度優勝している。そのことを誇れるチームは多くない」

「ドイツの歴代チームも強豪ぞろいだったけれど、今大会のメンバーは大きな可能性を秘めている。それでも、その目の前の一戦に臨み、積極的に行かなければならない」

「僕らが上回っていると思うけれど、それをピッチ上で証明する必要がある」

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