【6月6日 AFP】ポルトガル・サッカー協会(Portuguese Football FederationFPF)は5日、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)を控え、米ボストン(Boston)で6日に行われるメキシコ代表との強化試合でクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)、ペペ(Pepe)、ラウル・メイレレス(Raul Meireles)が欠場すると発表した。

 FPFは、「この3選手は、メキシコ戦を欠場する見込み」と声明を発表している。

 脚を故障して特別な運動療法を行っているロナウドは、W杯のチーム初戦への出場が危ぶまれている。

 右太ももを痛めているラウル・メイレレスと、左脚に理学療法を受けているペペはこの日、米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)、ニューヨーク・ジェッツ(New York Jets)のグラウンドで行われた練習に参加しなかった。

 同協会は3日、ロナウドが左太ももの負傷に加え、左脚の膝蓋腱炎(しつがいけんえん)を負っていることを発表している。

 代表チームの主将であり、護符でもあるロナウドの身体的な問題は、W杯のグループリーグで強豪ドイツ、ガーナ、米国とともにグループGに入っているポルトガルにとって、早くも痛手となっている。

 ポルトガル代表として通算110試合に出場し、通算49得点を記録しているロナウドは、W杯に向けた最初の強化試合として先月31日にリスボン(Lisbon)で行われ、0-0で引き分けたギリシャ戦に出場しなかった。

 ポルトガルは、6日にはメキシコ、10日にはアイルランドと対戦し、その後米国からブラジルへ出発。16日にはドイツとの厳しい大会初戦に臨む。(c)AFP