【6月2日 AFP】サッカー国際親善試合が1日、ドイツのメンヘングラッドバッハ(Moenchengladbach)で行われ、ドイツとカメルーンは2-2で引き分けた。

 カメルーンは親善試合ではあるものの、ドイツ相手に敵地で引き分けに持ち込んだことで、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)に向けて弾みをつけた。

 この試合で両チームが挙げた計4得点はすべて後半に記録され、ドイツ出身のフォルカー・フィンケ(Volker Finke)監督が率いるカメルーンは、ドイツから歴史的な初勝利を挙げる寸前まで迫った。

 カメルーンが後半17分にサミュエル・エトー(Samuel Eto'o)の得点で先制すると、ドイツはその4分後にトーマス・ミュラー(Thomas Muller)のゴールで試合を1-1の振り出しに戻した。

 ドイツは後半26分、途中出場のアンドレ・シュールレ(Andre Schuerrle)の得点で勝ち越しに成功したが、同33分にカメルーンはドイツ・ブンデスリーガ1部のマインツ05(Mainz 05)でプレーするエリック・マキシム・チュポモティング(Eric Maxim Choupo-Moting)のゴールで同点に追いついた。

 先日行われた親善試合でパラグアイに1-2で敗れているカメルーンは、マヌエル・ノイアー(Manuel Neuer)、フィリップ・ラーム(Philipp Lahm)、バスティアン・シュバインシュタイガー(Bastian Schweinsteiger)が欠場したドイツを相手に何とか2連敗を避けることができた。

 13日にメキシコとのグループA初戦を控えるカメルーンは、7日にモルドバと最後の親善試合を行う。

 一方、グループGのドイツは、6日にマインツ(Mainz)でアルメニアと親善試合を行ったあと、翌7日にブラジルへ出発し、16日には大会初戦でポルトガルと対戦する。(c)AFP