一方、レース前のギアボックス交換でグリッド降格を言い渡されていたビアンキは、レース開始時にも間違ったグリッドに入って5秒ペナルティを科されていたが、そのペナルティをセーフティーカー導入中に消化したとしてレース後に5秒を追加されながらも9位に入り、マルシャにとって貴重な2ポイントを獲得した。

 ビアンキは「僕もそうだけど、チームもとても満足している。もう長いこと、この結果を待ち望んできたんだ。チームを誇りに思うよ。みんな本当に良い仕事をしてくれたから、結果で応えることができてすごく満足だ」とコメントした。

「マシンに乗っている僕もすごく精神的に消耗したし、チームもそうだったと思う。何度かペナルティを科されたから、ポイント圏内に入れたのは幸運だった。だけどこれ以上は求められない。信じられないことだよ」

 ビアンキが2ポイントを獲得したことで、マルシャはコンストラクターズタイトルでチーム史上最高の9位に浮上している。(c)AFP