【5月26日 AFP】14F1第6戦モナコGP(Monaco Grand Prix 2014)で13位に終わったケータハム(Caterham F1 Team)の小林可夢偉(Kamui Kobayashi)がレース後、自身のマシンにぶつかって追い抜いていったマルシャ(Marussia F1 Team)のジュール・ビアンキ(Jules Bianchi)の走りを非難した。

 78周目にビアンキにマシンをぶつけられ、チーム初となるポイント圏内でのフィニッシュをビアンキに譲る形となった小林は、接触がなければ自分がポイントを獲得できたはずだと語っている。

「13位でフィニッシュしましたが、あまり満足していません。ビアンキが無理やり前に出て僕に当たらなければ、入賞圏内に入れたはずです」

「その後はマシンは基本的には走れる状態ではなくて、だから完走できただけで良い結果です」

 小林は、衝突でマシンのサイドポッドとフロアが大きな損傷を負ったと語り、なぜビアンキがスチュワードに呼び出されていないのか理解できないと続けた。

「トンネルの後のシケインで、ビアンキが僕のマシンの横にぶつかっていたので、それ以上の接触を避けるためにシケインをカットしなくてはなりませんでした」

「ぶつかって僕を無理やり押し出したのに、どうして何の措置も取られないのか、よく分かりません。あのせいで僕はチームメートとマルシャに抜かれてしまったし、あの後からマシンの感触がすごく悪くなりました」