【5月18日 AFP】ラオスで17日、同国空軍機が墜落し、ドゥアンチャイ・ピチット(Douangchay Phichit)副首相兼国防相を含む高官5人が死亡した。タイのニパット・トーンレック(Nipat Thonglek)国防次官がAFPに語った。

 墜落したのはウクライナ製のアントノフ(Antonov)74TK300型機で、乗っていたラオス高官らは式典出席のため北東部シエンクアン(Xiangkhouang)に向かっていた。

 ニパット次官は、墜落の情報をラオス軍関係者から入手したと語り、タイ代表としてドゥアンチャイ氏の葬儀に参列する予定だと述べた。タイ外務省によると、墜落機にはラオスの首都ビエンチャン(Vientiane)市長など約20人の有力者が乗っていたという。

 ラオス国営パテト・ラオ通信(KPL)は森林地帯に散乱した機体の残骸画像と共に短い英文記事で墜落を確認。生存者の捜索救助活動が行われていると伝えた一方、乗客や死傷者数は具体的に明らかにしなかった。墜落原因は「現在調査中」だとしている。(c)AFP