【5月17日 AFP】フランス・リーグ1のASモナコ(AS Monaco)は16日、コロンビア代表のラダメル・ファルカオ・ガルシア(Radamel Falcao Garcia)が、膝の故障で戦列を離れて以来、初めて練習に復帰したと発表した。

 28歳のファルカオは、アマチュアのモンドール・アゼルグ・フット(Monts d'Or Azergues Foot)と対戦したフランス杯(French Cup 13-14)10回戦で左膝の十字靱帯を断裂したため、今季を棒に振り、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)出場が危ぶまれていた。

 しかしながら、コロンビア代表のホセ・ペケルマン(Jose Pekerman)監督は、ファルカオの回復がW杯までに間に合うことを期待し、大会予備登録の30人に同選手を入れている。

 ファルカオは以前の状態を取り戻すため、ホームで行われるボルドー(FC Girondins de Bordeaux)とのリーグ最終節を17日に控えるチームの練習に合流した。

 ファルカオはクラブのウェブサイトで、「チームメートと一緒に練習できる今季最後の機会を逃したくはなかった」とコメントしている。

 ASモナコは、「彼はチームメートに追いつき、練習に合流したがっていた」と発表したが、詳細については明らかにしなかった。

 スペインのスポーツ紙「マルカ(Marca)」は16日、ファルカオ自身がW杯までに完全復活することは「不可能」であることを明らかにしたが、本大会でプレーする可能性については除外しなかったと伝えている。

 ファルカオは、6月2日が期限となっているコロンビア代表の最終登録メンバーに入るかどうかについて「そのうち決断が下される」と語った。

「プレーする時間が足りないため、サッカーの感覚を取り戻し、本大会に向けて100パーセントの準備をすることは不可能だ」

「状態が良ければ僕はブラジルに行くと思うが、自分の状態に自信が持てず、チームに何かをもたらすことができなければ、合理的に考えて僕は外れるだろう」

 コロンビアはギリシャ、コートジボワール、日本と同じグループCとなっており、6月14日にベロオリゾンテ(Belo Horizonte)で行われるグループ初戦でギリシャと対戦する。(c)AFP