ナダル、世界トップ10入りした錦織の弱点は「身体的なもろさ」
このニュースをシェア
■好調の錦織、25日開幕の全仏に自信
しかし、錦織には故障という問題がつきまとっている。3月のソニー・オープン2014(Sony Open 2014)でも、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)との準決勝の前に、左足の付け根を痛めて棄権を余儀なくされた。
2012年には、腹筋の故障で全仏オープンを欠場している。
こうした挫折を経験しながらも、錦織は25日に開幕する全仏オープンテニス(French Open 2014)で、自分自身が上位進出を狙える選手の1人だと信じている。
2013大会で錦織は、日本人選手としては1938年以来となる4回戦進出を果たした。
錦織は、「これほどクレーコートで調子がいいと感じていることはないので、全仏オープンをとても楽しみにしています」と語った。
「とても自信があります。フォアハンドでもバックハンドでも打てていますから、今はクレーコートで非常にいい感触を得ています」
「これまでも去年よりテニスのプレーは向上していましたが、今年は大きな違いを感じています。もっと攻撃的で、積極的で、どちらからでも打てる。今はとにかく本当に自信があります」
ナダルもまた、テニス市場の健全性と発展のために、アジア最強の座を手にしている錦織の健康が重要であることを認識している。
ナダルは、「彼の存在はテニス界にとって非常に重要だ。日本は大きな市場だ」と語った。
「けがの状態が深刻でないことと、彼がローラン・ギャロス・スタジアム(Stade Roland Garros)で戦えることを心から祈っている」
(c)AFP