【5月10日 AFP】サッカーメキシコ代表のミゲル・エレーラ(Miguel Herrera)監督が9日、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)の登録メンバー23人を発表し、ベテランのカルロス・サルシド(Carlos Salcido)選出が大きなサプライズとなった。

 メキシコのティグレス(Tigres UANL)でプレーする34歳のサルシドは、2006年W杯ドイツ大会と2010年W杯南アフリカ大会に出場したものの、エレーラ監督が就任して以降は代表チームから遠ざかっていた。

 メンバーのほとんどが、国内リーグのクラブ・レオン(Club Leon)に所属しており、そのなかにはかつてスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)でプレーし、今回が4度目の出場となるラファエル・マルケス(Rafael Marquez)も含まれている。

 今回エレーラ監督が選出したメンバーのなかでは、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に所属するハビエル・エルナンデス(Javier Hernandez)が欧州でプレーする最も有名な選手となり、ビジャレアル(Villarreal CF)のハビエル・アキノ(Javier Aquino)と、レアル・ソシエダ(Real Sociedad)のカルロス・ベラ(Carlos Vela)は落選となった。

 ベラはこれまで代表招集を拒否し続け、メキシコ代表では3年以上もプレーしていない。

 メキシコは不振が続いた北中米カリブ海最終予選を4位で終えると、ニュージーランドとのプレーオフを制し、苦しみながらもブラジル行きの切符を手にした。

 メキシコは開催国ブラジル、クロアチア、カメルーンと同じグループAに入っており、6月13日に行われる初戦でカメルーンと対戦する。