【5月7日 AFP】欧州サッカー連盟(Union of European Football Associations、UEFA)がパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)とマンチェスター・シティ(Manchester City)に対し、財務規定の違反により、6000万ユーロ(約85億円)の罰金と欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)での大会登録選手数を制限する処分を科す見通しが6日、情報筋により明らかになった。

 UEFAは、ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)規制の制裁措置に直面する9クラブのうち、中東の企業がオーナーを務めるPSGとマンチェスター・シティに注目しており、調査に近しい関係者によると、UEFAは両クラブに対し6000万ユーロの罰金を科そうとしている。

 両クラブはチャンピオンズリーグで現在認められている登録選手数が25人から21人に制限され、今夏の移籍市場では選手一人の獲得のために、最大6000万ユーロまでしか払うことが許されなくなる。また、選手の総年俸についても、現在の状態が上限に定められる。PSGの現在の年俸総額は2億8000万ユーロ(約396億円)となっている。

 PSGの関係者はAFPに対し、クラブはすでに制裁に沿った来季の計画を立てているという。(c)AFP