【4月19日 AFP】男子テニス、モンテカルロ・オープン(Monte Carlo Masters 2014)は18日、モナコのモンテカルロ(Monte Carlo)でシングルス準々決勝が行われ、大会第6シードのダビド・フェレール(David Ferrer、スペイン)が7-6、6-4で第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)を下し、準決勝に進出した。

 昨年、自身最高となる世界ランク3位まで浮上した32歳のフェレールは、1時間15分に及んだ第1セットを制したことで主導権を握り、親友でありライバルのナダルを敗退に追いやった。

 フェレールは第2セットでもナダルのサービスゲームを2度ブレークし、5-2とリードしたが、その後は集中力を欠いてナダルの反撃を許した。

 しかしながら、それから2度目のサービスゲームでフェレールは力強いベースラインショットを連発し、ナダルをコート後方で動けなくすると、最初のマッチポイントを決めて勝利を収めた。

 この大会で9年連続決勝進出を果たし、大会8連覇の実績を持つナダルだが、前回大会決勝ではノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に敗れている。

 2013年大会の決勝以外でナダルがモンテカルロで敗戦を喫したのは、ギレルモ・コリア(Guillermo Coria、アルゼンチン)と対戦した2003年大会の3回戦だけとなっている。

 一方、2011年大会決勝での敗戦を含め、フェレールは対ナダル戦10連敗を喫していたが、今回ようやくそれを止めることに成功した。

 フェレールは、今年の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2014)覇者で、第3シードのスタニスラス・ワウリンカ(Stanislas Wawrinka、スイス)と準決勝で対戦する。

 ワウリンカは同日行われた試合で第8シードのミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)を7-6、6-2で下している。(c)AFP