ソチ五輪とGPファイナルでは世界選手権優勝3度のパトリック・チャン(Patrick Chan、カナダ)を抑えて優勝した羽生は、転倒の後は見事に巻き返した。

 羽生は3種類のスピンとステップシークエンスでレベル4の判定を受け、トリプルアクセルと3回転、3回転のコンビネーションも成功させた。

 羽生は失敗したトーループについて、「そんなに悪くはなかったから、フリーに向けて合わせていく」とコメントした。

 ソチ五輪のフィギュアスケートで金メダルを獲得した選手のなかで、今回の世界選手権に出場しているのは羽生ただ1人しかいない。

 五輪の金メダリストが同一シーズンの世界選手権に出場したのは、2002年のアレクセイ・ヤグディン(Alexei Yagudin)以来、羽生が初めてとなる。

 小塚崇彦(Takahiko Kozuka)は85.54点で6位につけている。(c)AFP/Shigemi SATO