【3月19日 AFP】欧州の宝くじ「ユーロミリオンズ(EuroMillions)」で先週、1億790万ポンド(約181億円)を当てた英国の自動車修理工の男性が18日、当せん番号の発表からわずか数時間前に家族に「明日の今ごろは億万長者になっている」と予言していたことを明らかにした。

 ロンドン(London)南部コールズドン(Coulsdon)在住のニール・トロッター(Neil Trotter)さん(41)は14日、父親の会社の社員たちにも「ついている気がする」などと語っていた。

 そして、この日の午後10時30分(日本時間15日午前7時30分)ごろ、抽選会の様子をテレビで見ていたトロッターさんは自分がただ1人の当せん者であることを知り「顔面蒼白」になったという。

 英国史上4番目に多い当せん金を手にしたトロッターさんとパートナーのニッキー・オタウェイ (Nicky Ottaway)さん(33)は、2本のビールで「控えめに」当せんを祝った。

 熱心なアマチュアレーサーのトロッターさんは、仕事を辞めてレースに集中するつもりだと話している。オタウェイさんも18日に退職した。2人はさらに新しい家や車の購入を計画している。

■巨額を手にすれば「幸せ」に?

 しかし、ユーロミリオンで一夜にして億万長者になることが、必ずしも幸福をもたらすとは限らない。

 英国で史上2番目に多い当せん金を獲得したエイドリアン・ベイフォード(Adrian Bayford)さん(41)と妻のジリアン(Gillian Bayford)さん(40)は昨年離婚。9年間に及んだ結婚生活が破たんしたのは、1億4800万ポンド(約249億円)を手にしたことによるストレスが原因だったと述べている。(c)AFP