【3月18日 AFP】自転車トラックレース選手で、五輪金メダリストのクリス・ホイ(Chris Hoy)氏が、ツイッター(Twitter)上でイングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)のファンから数々の暴言を吐かれている。ファンたちは、今話題のクリス・フォイ(Chris Foy)主審に向けた怒りをソーシャルメディアで発散しているのだ。

 リーグ首位を走るチェルシーは、アストン・ビラ(Aston Villa)に0-1で敗れた15日の試合で、フォイ主審によってウィリアン(Willian Borges da Silva)とラミレス(Ramires Santos do Nascimento)が退場処分となり、ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督までもが退席処分となった。

 英国放送協会(BBC)の番組で司会を務めるダン・ウォーカー(Dan Walker)氏は、自身のツイッターで「かわいそうなクリス・ホイ君は、今夜ひどい目に遭わなければならない」と投稿し、「#FoynotHoy」のハッシュタグを付けた。

 英ロンドン(London)の五輪公園(Olympic Park)にあるベロドローム(Velodrome)でイベントに参加していたホイ氏は、「大量のメッセージが次々に投稿されるんだ!本当に『大量』なんだよ」と話している。

 フォイ主審に向けた暴言がホイ氏の元に来てしまったのは、今回が初めてではない。昨年ウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)で行われたFAカップ(FA Cup 2012-13)準決勝で、チェルシーがマンチェスター・シティ(Manchester City)に敗れた際も、似たような事件が起こった。

 2011年には、ストーク・シティ(Stoke City)に敗れたトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)のファンがフォイ主審の判定を批判し、スコットランド出身のホイ氏に不満をぶつける事態になった。

 これを受けた当時のホイ氏は、「念のために言っておくが、1)私に眼鏡はいらない、2)私はイングランド・プレミアリーグの審判としての二重生活は送っていない。それを言うなら、クリス・フォイだ」とコメントしている。

「まだスパーズ(トッテナムの愛称)のファンから悲痛な訴えが届いている。プラスの面でいえば、今日は新たな4文字単語(罵りの言葉)を勉強させてもらったよ。#FoynotHoy」

(c)AFP