【2月20日 AFP】ソチ冬季五輪、アイスホッケー男子のロシア代表は、再び五輪での期待を裏切る結果となり、高慢な同チームの全盛期も終わりを迎えようとしているのかもしれない。同代表チームのジネトゥラ・ビリャレトディノフ(Zinetula Bilyaletdinov)監督は、「食いもの」にされる覚悟はできていると語った。

 19日に行われた準々決勝でロシアは1-3とフィンランドに敗れ、4年前に続く悪夢に苛まれた。2010年のバンクーバー冬季五輪でも3-7でカナダに大敗を喫したロシアにとって、地元での金メダル獲得の期待は重すぎたことが証明された。

 ロシア代表を率いるビリャレトディノフ監督は、ロシアのメディアとファンから即座に痛烈な批判を受けることは分かっているという。

「さあ、何とでも言ってくれ。私を食いものにすれば、私もいなくなる。それでも私は生き続けるよ」

 ロシアは1991年のソ連崩壊以来、アイスホッケーで金メダルを手にしていない。1992年のアルベールビル大会で優勝した際に、選手たちは独立国家共同体(Commonwealth of Independent StatesCIS)代表としてプレーしていた。

 冬季五輪2大会連続での準々決勝敗退は、ロシアに個人ではなくチームが一丸となってプレーすることの大切さを再び問いかけている。(c)AFP/Greg Heakes