【2月6日 AFP】ロシア女子アイスホッケーチームのコーチが、愛のキューピッドとして、ソチ冬季五輪の期間中に男子代表チームと女子チームメンバーとのデートを企画中だ。ちょうど日程半ばにバレンタインデーを迎えることもあり、夜の散歩やカラオケなどのグループデートを通じて五輪のリングが婚約のリングに変わるのではと期待を寄せている。

「もちろん、女子チームの選手たちは(男性チームの)選手たちの多くと既に知り合いだ。でも、もっと仲良くなれるだろう」と、女子チームのミハイル・チェカノフ(Mikhail Chekanov)コーチは語った。「突然、誰かが恋に落ちるかもしれない」

 チェカノフ氏は、男子チームのジネトゥラ・ビリャレトディノフ(Zinetula Bilyaletdinov)コーチがスターぞろいの男子チームとともにソチ(Sochi)に到着するのを待って、この企画を打ち明けるつもりだという。

「男子選手も、女子選手たちと話すことで多少なりと重圧を払うことができるかもしれない」とチェカノフ氏は述べた。「男女両チームそろって夜の散歩を楽しんで、おしゃべりをするかもしれない」

「女子選手にとっては、偉大な(男子)選手たちと一緒に時間を過ごすのはとても興味深い体験になるだろう。彼らと話をしてもいいし、一緒に写真を撮影するだけでもいい」(チェカノフ氏)

 だが、女子チームのメンバーが男子チームのヒーローたちと出会うまでには、あと数日待たなければならない。4年前のバンクーバー冬季五輪では準々決勝でカナダに敗れたロシア男子チームは、母国開催の今大会では金メダル獲得が最重要課題で、非常に強い重圧にさらされている。ソチ五輪に向けた男子チームの動向は秘密に包まれており、現地入りも女子の予選リーグが始まる8日まで行わない見通しだ。

 ちなみにロシアの男子アイスホッケーチームを代表するスターはアレクサンダー・オベチキン(Alexander Ovechkin)選手だが、同選手は既にロシア女子テニス選手のマリア・キリレンコ(Maria Kirilenko)さんと婚約している。(c)AFP