【2月17日 AFP】ソチ冬季五輪のショートトラック女子500メートルに出場したエリーズ・クリスティ(Elise Christie、英国)が16日、同種目で衝突を引き起こしたことについて非難が集中していると報じられたあと、自身のツイッター(Twitter)アカウントを閉鎖した。

 13日に行われた同種目の決勝では、3人が転倒する事故が起きたが、クリスティはその原因になったとして失格になった。

 23歳のクリスティは、その2日後に行われた1500メートルでも、フィニッシュラインの外側を横切ったとして予選失格になり、またしても惨めな結果に終わっていた。

 クリスティは500メートルを終えたあと、ソーシャルメディア上で激しい中傷にさらされたことでツイッターの閉鎖を決心したと、英紙ガーディアン(Guardian)は伝えている。

 その報道によれば、クリスティは、「数人から脅迫を受けた」と語った。

 さらに同紙は、同選手を脅迫してきたのは、この衝突でパク・スンヒ(Park Seung-Hi、韓国)が銅メダルに終わったことに憤慨した韓国のスケートファンだと伝えている。

 ソチ五輪前には英国の輝かしいメダル候補の1人とされていたクリスティは、まだ得意種目の1000メートルが控えているが、勝利する自信があまりないことを認めている。

 クリスティは1500メートルを終えたあと、「女子1000メートルを楽しみにしていると言いたいけど、葛藤を抱えている」とコメントした。

 2012-13シーズンのショートトラックW杯で女子1000メートルの総合優勝を果たしているクリスティは、昨年ハンガリーで行われたショートトラック世界選手権(ISU World Short Track Speed Skating Championship)の同種目でも、女子の個人種目として英国勢初のメダルに輝いている。

 さらに1月のショートトラック欧州選手権(European Short Track Speed Skating Championships)では女子1000メートルで優勝を飾った。(c)AFP